■ハワイ平和スカラシップ(HHS)/広島ピーススカラシップ(HPS)の概要 

平和構築のために必要な歴史認識やビジョンについて学ぶために、ハワイからの高校生が広島に、広島からの高校生がハワイを訪れる交換留学プログラムです。両国の高校生が交流を通じて共に平和を学び合う機会を提供します。

  • 広島高校生のためのハワイ平和スカラシップ(HHS)は、アメリカで出版の中高生用の日本語テキスト「アドベンチャー日本語」の著者の一人、広島市出身で被爆二世、ハワイのプナホウ学園に勤務したピーターソンひろみ氏の寄付により設立され、広島でのハワイ平和スカラシップ(HHS)は一般社団法人ハワイ平和スカラシップが運営しています。
  • ハワイ高校生のための広島ピーススカラシップ(HPS)は、「アドベンチャー日本語」基金によりハワイ日米協会(JASH)が運営しています。

ハワイ平和スカラシップ(HHS)実行委員会とハワイ日米協会(JASH)は、協同してプログラムを進めます。


■経緯

広島平和スカラシップは、2009年からハワイのプナホウ高校元日本語教師、ピーターソンひろみ氏となおみ平野-大溝氏の著書「アドベンチャー日本語」基金により12年間プナホウ高校の生徒を、そして、最後の2年間は公立の高校生も一緒に広島に派遣し、広島女学院の高校生とともにヒロシマを学び平和を発信する機会を提供してきましたが、このたび新たにピーターソンひろみ氏の寄付によりハワイ平和スカラシップ(HHS)を立ち上げ、広島の高校生をハワイに送り出し、広島及びハワイにおいて、平和を学び合う相互交流プログラムを開始することになりました。


創始者挨拶

皆さん、アロ〜ハ!ピーターソンひろみです。

私は広島出身で、ハワイに来てもう50年になります。家族は全員被爆者で、私だけ戦後生まれです。

 

ハワイに来て、オバマ大統領の母校でもあるプナホウ高校で、日本語教師をしながら、30年もかけて中高生用の日本語テキスト「アドベンチャー日本語」全5巻を同僚のナオミ平野・大溝先生らと出版し、全米でベストセラーとなりました。その4巻に二つの戦争の話を入れました。同僚の大溝先生のおじいさんの「日系人収容所キャンプ」の話と、私の家族の「原爆」の話です。そして、生徒は「私の家族の戦争体験」というプロジェクトをし、発表しました。それは、それは、生徒にも教師にもとても貴重な教育となりました。

 

著作料を全額、プナホウ校に寄付し、また広島女学院が受け入れて下さり、広島ピーススカラシップ(HPS)を12年間続けることが出来ました。私達は退職後、このスカラシップをオアフ島の高校2年生全員にオープンすることにしました。平和は、全ての人に大事だと思うからです。2023年の夏には、第1回目のハワイのスカラー2人(公立1名、私立1名)が広島に行きました。

 

そして、私は広島の高校生にもハワイに来て、日系人の歴史を学んでもらいたいと思いましたから、両親から相続した段原の土地を売り、ハワイ平和スカラシップ(HHS)を立ち上げました。2024年の春には、第一回目の広島のスカラーがハワイに来ます。国を越えて生徒達を繋げば、将来のピースビルダーになってくれると期待しています。

ぜひ、勇気を出して、応募してみて下さい。ハワイで待っていますよ。


■スケジュール(変更の可能性あり)

 ・ハワイ→広島 2023年8月

 ・広島→ハワイ 2024年3月

毎年
5月〜 スカラーとしてハワイへ渡航する高校生を募集します。

8月初め ハワイから2名の高校生を招聘します。

3月末〜4月初め 広島から2名の高校生をハワイへと派遣します。

 

※米日両国の安全衛生方針、世界情勢により変更の可能性があります。

※このスカラシップは、10年間継続する予定です。

■ハワイ平和スカラシップ(HHS)

創始者:Hiromi Peterson

事務局/一般社団法人ハワイ平和スカラシップ

代表理事:古谷章子

顧問:黒瀬真一郎

理事:田中勝邦 平木久恵 高林真澄 福岡奈織 
運営:福岡奈織 田城美怜 楢崎桃花

 

■広島ピーススカラシップ(HPS)

創始者・相談役:Hiromi Peterson, Naomi Hirano-Omizo 

事務局/ハワイ日米協会 Japan-America Society of Hawaii

会長:Reyna Kaneko

運営:Christianne Ono